「あなたのせいで良くならなかった」可能性を否定できないから。
リハビリテーション業界は科学の中ではグレーゾーンと言われています。グレーゾーンとは、因果関係が弱いということ。超訳すると、
リハビリテーションで良くなったと
言いきれない要因が多いということです。
・脳の損傷部位によって回復が異なる。
・回復のポテンシャル(年齢とか)が異なる。
・動機の強さ(やる気)で回復が異なる。
・作用までの時間間隔が広く、介入効果と言い切れない
そのため結果を出すことと同じくらい、「その」アプローチを実施した過程Processを科学的・論理的に説明できなければいけません。なぜなら、アプローチが妥当だったと言えなくなるためです。
結果が出ればセーフですが、結果も出ず、過程も適当だった場合、「あなたのせいで良くならなかった」可能性を否定できず、最悪な状態に陥ることになります。
リハビリテーション界の中で過程「Process」を重視せず、結果「Practice」だけを求めるとどうなるか

EBPはアプローチの質を誰でも底上げできる技ですが、安易に患者をRCTなどの介入研究に当てはめてアプローチを選択するという、Process省略リスクを背負っています。
複雑な患者の病態にピタッと当てはまるEvidenceなんてほとんどないことを私は多くの研究論文を読んで理解しました。
そのため、私はEBPracticeと同じレベルでEBProcessができることが重要だと伝えたいと思っています。
最良 = EB(Practice+Process)
EBProcessの方法については、今後伝えていく予定です。