「ランキング→効果特性→説明書」の順番で使い分ける


△上位3層はアプローチを軸にこのように3つに分けて考えることで、使いやすくなります。
では、一つずつ見ていきます。まずはガイドラインから。

ガイドラインではアプローチについての推奨度が示されています。表現は協会などで異なりますがランキングみたいなものです。これを確認することでアプローチの大筋が見えてきます。
一例を挙げます↓
※ⅠとかAというのが推奨度です。

ただし、アプローチの効能については詳しくは載っていません。そのため、次のステップとしてシステマティックレビューやメタアナリシスをチェックします。

システマティックレビューとメタアナリシスは、各アプローチの効果特性がまとめられています。
「何を改善させたいか」によって、アプローチを絞ることができます。
以下に例を挙げます↓
※Outcomes :効果特性(評価項目)
※Quality of the evidence(grade):効果の強さ

ただし、レビューもメタアナリシスもRCTを合体させて平均したもの(超訳)です。なのでアプローチの概要までに留まります。
具体的な実践方法や変化(何が何点上がる?)、担当患者にそのアプローチを適応するのが合っているのか(マッチング)は不明です。
それらが分かるのがRCTです。RCTはEBPracticeのメインとなるものです

RCTはアプローチの「説明書」的役割があります。
■実践方法 : アプローチのやり方のことです。実践するのに必須情報です。
■変化予測値:「予見性」を値に変換したものです。介入群が特定のアプローチによって何点くらい良くなったかの値(得点変化量)のことで、この通り実践した場合の期待値と言い換えれます。
■対象者特性:介入群がどんな人たちかということです。介入群の特性と担当患者が近ければ(マッチング)、同じ効果が予見(期待)できるということになります。
RCTについては今後更に詳しい説明をします。RCTがEBPracticeの要だからです。