この記事を読むことで以下のことが学べます↓
では始めます。
回復期における上肢機能アプローチの目的は「生活行為で使う手にすること」です。このことについては下記の記事で詳しく書いています。
〒機能改善ではない。 機能改善には限界があるこの事実はすでに明白でしょう。では、回復期病棟における上肢機能アプローチの所在はどこなのでしょうか。それでもまだ、〒機能改善なのでしょうか。こう聞くと「違う」と答えたくなる。でも、じゃ[…]
では、患者が麻痺手を「使う」状況とはどういうことでしょうか。
答えは簡単です。
患者は「非麻痺手だけで実施するより、麻痺手を参加させるほうが遂行度も満足度も高い状態」だった場合、患者は麻痺手を使うでしょう。もし、反対に非麻痺手のみで実施した方が「遂行度」も「満足度」も高いなら、麻痺手を使うだけ「大変」なので生活行為で使う理由はありません。
よって、使う手になるには目標とする生活行為を実施する際に
非麻痺手だけよりも、麻痺手を参加させる方が「遂行度」「満足度」が高い状態であること
が条件と言えるでしょう。
この2つの「度」を細分化することも可能ですが、ここでは触れません。興味のある方は今後記事にするのでお待ちください。
患者が生活行為の中で麻痺手を使うためには遂行度を上げる必要があるということは、機能改善(使える手)のアプローチはもちろんのこと、目標とする生活行為を両手で実施する経験(練習)を通して遂行度・満足度を上げる必要もあります。
患者自身がそういった経験(練習)を通して「麻痺手を使える」「麻痺手を使った方がいい」と思えば、上肢機能アプローチは成功したと言えるでしょう。
しかし、
麻痺手を参加させた方が遂行しやすいといっても、どんな生活行為にも非麻痺手を参加させるのでしょうか。
最低限の生活行為(ADL・仕事レベル)の場合はそうかもしれません。
しかし、家事・趣味などが目標の場合、遂行度・満足度自体が低いとその生活行為を「やらない」可能性があります。
では、この視点を疑問文にしてみます。
この記事を読むことで以下のことが学べます↓ COPMを活用して、「使う手」にするための目標値を設定する方法 では解説していきます。 麻痺手が「使う手」になる条件とは 上肢機能アプローチの目的は、患者の大切な生活行[…]

